愛すべき写真機達 七回目(7)は、何かと物議があるも
“Pen”シリーズで復活途上?! 老舗のお気に入り・お宝機..を紹介します!
縁あって..森に集った写真機達を紹介してきましたが..
今回はある騒動で..ブランドが消滅するのでは?と、危惧された
“OLYMPUS”(オリンパス)の銀塩一眼レフ達! に集って貰いました!
小型写真機の代名詞!銘機
“OM-1”からです!(^^)! 発売時の名前は“M-1”だったが!
ドイツの超有名メーカーのレンジファインダー機(ライカ)と、名前が同じだった為に、急遽改名したという..(^_^;)
例によって先ずはお姿から 先頭は”小さな小さな一眼レフ! ”OM-1“から・・
”OM-1“は当時の世界最小機! 極低温環境でも動作したという「純機械式」の写真機です。
光学機器を源流に持つ為か、レンズ性能は抜きんでていて“ズイコーレンズ”の写りの良さには定評があった
参考までにオリンパス
OM 1桁シリーズと
2桁シリーズの系譜も参考にしてください!
何だ!・・たった3機種だけか?.. そ・そうなんですよ(^_^;) 本当は”OM-3“ や ”OM-4“ の“ T(チタン仕様)“が欲しかった!
のですが、両機ともプレミアム価格が付いて..十数万円! とても手が出なかった(^_^;)・・
でも今やデジタル機全盛時代ゆえ.. 銀塩機の価格は大きく値下がりしているので、オリンパス機に限らず、今が買い時かも・・(^^ゞ
なお…全ての画像はクリックで、大きくなります!
1。
“OLYMPUS OM-1" 1973年(昭和48年)発売
オリンパスのキャッチコピーをによれば・・
それまでの一眼レフカメラが抱えていた「大きい」「重い」「シャッターの作動音、ショックが大きい」
という3つの欠点「三悪」・・これを追放したのはOMシリーズと・・
“OM-1"はオリンパス光学の技術の粋を集めて登場したOMシリーズの初代機です。
この時期、世界最小最軽量の35mm一眼レフ、ペンタ部が小さく流れるような様なデザインに
惚れたものでした!.. なんだ?性能じゃなくスタイル優先かよ(^^ゞ
2。
“OLYMPUS OM-2" 1975年(昭和50年)発売
電子制御シャッターを装備した ≪絞り優先≫AE(Automatic Exposure:自動露出)機です。
世界初となるフィルム面の反射光を測るTTLダイレクト測光を採用、撮影中の露出制御が
可能になり、TTLストロボ自動調光(フラッシュを使う場合の自動露出)を実現したと云う・・
※嫌な事に、この“OM-2とOM-1”は貼り革がはがれやすくて往生しました!
革の角っこが直ぐにめくれあがっちゃうんです、恒湿庫の中で..接着剤が劣化するのかな?
しかし、他社の機種ではほとんど見られない現象ですが(@_@。
3。
“OLYMPUS OM-40" 1985年(昭和60年)の発売
OM2桁シリーズは普及機ですが、OM-40では画面の複数の場所の光量を測って演算する
機構で逆光補正の自動化を実現するという・・
“プログラムAE”モードも新設されたりと、OM-4ゆずりのやや凝った機構を備えています。
「逆光強」というキャッチコピーが付けられて、大々的に売り出されたと、記憶しています(^^♪
この機種が、OM2桁シリーズの最終モデルとなりました。
同じく
“OLYMPUS OM-40" 縦位置にしただけですが、なんか雰囲気が違いませんか?
写真機任せで使うなら、ファインダーが明るく、なかなか使い易い機種だと思います!
この機種独自の:ESP(エレクトロセレクティブパターン)測光が気に入って・・
カメラショップの“ジャンクワゴン”?で..目にする度に救い出した?ので、どんどん増殖して..
気が付いたら、ロシアンのゾルキー6の4台に続いて・・3台も集まっちまった!
写真機の森のメーカー別機種数では最少、3機種しかないのに 1機種で3台は多い方(^_^;)
と云う事で、 小人数ながら、大のお気に入り..オリンパス一眼レフファミリーを紹介致しました!
何といっても一番の魅力は“カリカリ”ともいえる、とて
もシャープな写りの
≪ズイコーレンズ≫でしょうか?
いやいや、それだけではなく、“工芸品”の様な精密感いっぱいの“ボデーの作り”や、先進機能の数々に惚れに撮れた機種でした。
“写真機の森”のオリンパス一眼レフの機種は少ないですが、ハーフサイズ(フイルムを半コマづつ使う)カメラの
“オリンパスペン”
シリーズを始め、お気に入りのレンジファインダー機が.. 多数棲息していますので、またの機会にでも紹介しますね!(^^)!
※蛇足 :デジタル一眼レフへの足跡
デジタル化への移行は他社に一歩..遅れ気味だったが.. 写りに定評があった2000年(平成12年)発売の
“CAMEDIA E-10”
は、森..待望の
“デジタル一眼レフ”.. 一番機!になった(@^^)/~~~
しかし198,000円は大そうなお値段で 逆立ちしても届かない..でも何としても欲っし・・ 仕方なしにそれまで現役だった虎の子
ペンタックスZ-1やMZ-5など..数台の銀塩AF機とツアイスのお宝レンズ85mm f1.4など多数の機材を泣く泣く下取りに出して
やっとこさ買えたのを覚えている(^_^;) 今思っても..あの時のドナドナ機材は..惜しいものばかり、今でも後悔している(=_=)
レンズ固定式だが f=2.0 の明るいレンズと光学ファインダー、可動式の液晶モニターなどを備えた写りの良さ、使い易さに惚れ
長く愛用させてもらった機種だった・・
遅かりし.. レンズ交換式デジタル一眼レフは、2003年(平成15年)に発売された、他社機の様な
APSサイズの画像素子でなく
独自規格の
フォーサーズ(4/3)を採用、仕様公開して他社の参入を誘導した結果コダックやパナソニックなど複数の参入を得て
現在流行りのマイクロフォーサーズやミラーレスなど小型一眼ジャンルへの流れを作ったのが、だれあろう・・このオリンパスです。
もっとも、最近は小型化の流の
マイクロフォーサーズが主流になって、本家オリンパスですら、フォーサーズから撤退するとか?
初期型のフォーサーズ機は、発売されたもの大型で、超高価.. 手を出せず・・ 森へ流れ着いたのは、ずっとずっと後の事になる!
ある日
突然やって来た機種は“E-500” 続いて
“E-510”など・・
最近のフォーサーズ機は..小型なので、もっぱらおっ家内どのの愛用機として、今も現役で活躍してくれています(^^ゞ
とか・・ 蛇足はこのくらいに・・ 森のデジタル機は、現用機を含めて・・ 銀塩のお宝の後で、、改めてご紹介いたします!