愛すべき写真機達 四回目(4)は
“Pentax”の銀塩写真機のお気に入り・お宝機..を紹介します!
縁あって..森に集ったPentax:ペンタックスファミリーは 一眼レフが主ですが、案外.. 大勢さんです・・
まずはPentaxファミリーの元祖となる.. いや“日本初の一眼レフ
“Asahiflex”からご紹介しますね、この機なくしてはPentax
を語れない..銘機中の銘機ですから(^_-)-☆ (フードのグッタペルカ:革貼が欠落していますが ドンマイ!)
一眼レフとはいえ、現行機の様なアイレベルファインダーではなく、二眼レフの様に上から覗きこむウエストレベルファインダーだ
その上.. 露光時のミラーの跳ね上げも、現在では当たり前の:クイックリターン式ではなく:エバーリターンミラー式..
撮影時にシャッターボタンを押し下げて..ミラーを跳ね上げ(この間にシャッターを開けて露光..閉めして)..放すと戻る代物で・・
この間は画面はまっ黒け..カメラブレが続出し.. なんとも使い難いと不評だったとか(T_T)
もっとも当時の舶来機は、シャッターを押した途端に画面まっくろ..“ブラックアウト”が当たり前だったから..まだましかも?
後継機のアサヒフレックス
“Asahiflex IIB”ではクイックリターン式に改善され・・ その後ペンタプリズムを装備した
“Asahi Pentax”へと進化するのですが・・
なにしろ“Pentax”が世に出る前なので..お名前も“Asahiflex”・・ メーカー名も..“旭日光学”でした(^_-)-☆
ご覧の通り 一眼レフとはいえ.. まだペンタプリズムの搭載はなく、左右が逆転する..ウエストレベルファインダーでした!
軍艦部の左脇にはレンジファインダー型の透視型ビューファインダー(ピント合わせは出来ませんが)も併設されていました!
※なおこの個体は初代の
“Asahiflex I”型ではなく、2番手の“I後期型”に続く:3モデル目
“Asahiflex IA”型です。
このお宝は昨年まで在籍していた町内のデジカメ同好会メンバーから.. 拝領いたしました! ありがとうございました(^.^)
“Asahiflex”の詳細な記述は省略しますが、ご興味がおありの向きは
こちらを参考ににさせて頂いて下さい!
なお…全ての画像はクリックで、大きくなります!
前置きはこの位にして、本題の
“Pentax 一眼レフファミリー”ですが..ライバル機に比べて少しだけコンパクト!(^^)!
大きめの先代機のも混じりますが・・先ずはお姿から.. スライドショウーで紹介します!
1。トップバッターは“Asahi Pentax SPF“..“Asahiflex IIA”の後継機でレンズマウントはスクリュー式のM42(プラプチカマウント)だ
この個体..は1台はほしかったスクリューマウント機.. M42レンズの試写用&コレクションとして確保したもの!
2。二番手は”Pentax MX” 現在では珍しい機械式(:シャッターチャージも:フイルム巻き上げも..電気を使わず全てメカで動く)
写真機だ..しかも超小型!
3。”Pentax ME” コンパクトなボデーに「絞り優先自動露出機構」を組み込んだ大衆機、安価な事もあり大ヒットした
4。”Pentax MEF” Pentax初&
世界初!のオートフォーカス機、今は当たり前のAF機をこの時期に発売はさすがはPentax
見ての通りベースは。”Pentax ME” ・・若干底蓋が厚いかな?程度で、本体はほとんど大きくなっていない、
一方で..電池まで内蔵して、妊婦さんの様に?太った専用レンズに内蔵させたモーターでピント合わせを行う・・
大きくて不細工な専用レンズが必要だった為、不評、、売れなかったと・・
5。”Pentax ME super” 「ME」の大きさはそのままに:マニュアルモードと:シャッター優先AEを追加、シャッター速度をボタン
で切り替えるのだが・・が、ダイアルではなくボタンの間隔が好まれず、ボタンも小さく過ぎて使い難いと不評だった様だ・・
6。”Pentax superA” 当時流行りの「マルチモードAE機」が“A”シリーズだった、なんと6種ものモードが組み込まれているとは
とは言え、ME同様に絞り優先AEで使う事が多かった!
1。
“Pentax SPF“
“Asahiflex”をベースにペンタプリズムを搭載してアイレベルで撮影できる様にした
ファミリーカメラであった
シリーズは「アサヒペンタックス(AP)」から「アサヒペンタックスSPII」まで多くの機種
を擁し:ねじ込みマウントM42(プラクチカマウント)を採用していた為、沢山の海外
メーカーのレンズも使えたはとても便利だった!
一眼レフの普及の先駆けとなった、、もっともこの頃は他社には「一眼レフの製品」が
なかったから・・Pentaxの一人勝ちに近かった!
2。
”Pentax MX”
電池がなくても撮影できる、純機械式の写真機だ、但し電気式の露出計は内蔵
している.. また、当時は小型化競争の真っただ中でもあった・・
お宝!“Asahi Pentax SPF“の次は.. レンズマウントをバヨネット化してKマウント
とした大柄の“Pentax“Kシリーズだが、飛び越えて.. このMシリーズへジャンプ!
3。
”Pentax ME”
撮影モードを絞り優先AEによる自動露出のみに絞って、非常にコンパクトにまとめ
ていて、操作も単純で、分り易く、とても使いやすい機種だった
4。
”Pentax MEF”
世界初のAF(オートフォーカス}機、”Pentax ME”をベースに測離センサーを内蔵
させ、電池まで背負わせた専用レンズの内蔵モーターで 合焦動作をさせる機構
だった・・が、専用レンズが大きすぎて、使い難く、ほとんど 売れなかった様だ
合焦性能は、現行のAF機の性能に比べるべくもないが開発意欲は素晴らしい!
5。
”Pentax ME super”
”Pentax ME” にシャッター優先AEとマニュアルモードが追加された、しかしシャッター
速度の変更は定番のダイアルではなくUP/Downの2つの小さなボタンを押して
切り替える為、とても使い難かった・・
結局は”ME” 同様に「絞り優先AE」だけで.. 事足りた(^_-)-☆
6。
”Pentax superA”
ペンタックス初の「マルチモードAE機」シリーズ、マルチモードカメラとしては
最多の6モードもあった!
が、やはり便利なのは初めての“プログラムAEモード”かな?..これは便利だった
以降の各社の機種は「プログラムAEモードの無い機種は無い」位に定着した!
と・・云う事で、お宝.. ペンタックスの巻き.. 締めようと思ったら..
恒湿庫の中からつぶやきが? おいらを忘ちゃいませんか~っと!(@_@)
で良く見たら こ奴 SV.. 一足遅れてきた為、お姿を撮ってなかった
7。
“Asahi Pentax SV“
上の“Asahi Pentax SPF“の先輩にあたる機種で
露出計が内蔵されていないので、オプションの“ペンタックスメーターSL”を
載せている・・ 中学生の頃だったか.. 憧れの逸品だったよな~(^^♪
なので..大急ぎで撮影して、画像を追加しました・・
忘れた分だけ多めに.. 優遇です(@^^)/~~~
実は森一番の大勢さんは..ペンタックスファミリーかも・・ 数は気にしなかったので何台になったか?.. そのうち数えてみないと..(^^ゞ