銘機礼賛:愛すべき写真機達(1)

Ansel

2013年07月02日 16:48

イーラ・パークに籍を頂いて1ヶ月.. そろそろ白状しないと・・
 実はからくり村の村長.. こんな古写真機のレストアも趣味だとか?・・ そんなら..村の森のみんなを紹介しないとね(^^ゞ

先ずはこれをご覧ください! 彼ら?はかけがえのないからくり村の宝物たちです!(@^^)/~~~
なお…全ての画像はクリックで、大きな画像になります!



都内の中古カメラ店や、カメラショップのジャンクワゴン.. 店の奥の廃棄BOX等から救出した写真機達!
左から :リコーマチック :コニフレックス :ミノルタオートコード..と云う二眼レフの仲間達です・・
レンズ(目玉)が上下2つあるので≪二眼レフ≫と呼ばれます!(^^)!

何故彼らが宝ものなのかですが・・彼らはファミリーを撮り続けて一役も二役もこなしてきたのに
古くなったり、デジカメの出現などで..役目を終え..お役御免で捨てられた写真機たちだから..
そう.. 故障したり、下取りに出されたり、でカメラ屋さんへ捨てられた.. 可哀想なファミリー機なのですが、
 縁あって.. 彼らを“拾い”して“修理&復活” させるという.. 妙な楽みに遭遇したのが..若かりしここの村長でした(@^^)
 最初は遠目に見ていたのですが、この道の“師匠”にめぐり会い・・ ご指導頂いてはまり込み.. レストア仲間と楽しく遊んで..数十年(^^)v

  ≪仲間内では..「修理して復活させる事」を”救出”と呼びます≫
 時折集まって..”救出”した写真機を連れて、下町へ ”ブラ撮り” に出かけて楽しんだり..!(^^)! とかとか..やっている内に・・
 かなりの数の“お宝..”(傍から見れば..単なるガラクタ写真機?)が貯まってしまいました..

 貯まったお宝を整理するべく《写真機の森》を立ち上げたものの10年…経っても整理しきれず、未だにもてあまし気味..でも手放せず(^^ゞ

と云う事で≪写真機の森≫に生息する“お宝写真機達”を紹介致します!
 一台一台が現役当時の栄華をつぶやき、出会いのサプライズ!もあって、めっぽう憂い奴たちなのです(@^^)/~~~
トップバッターはお気に入りの 《二眼レフ》の仲間達から
  画像は昭和初期から中期にかけて一世を風靡した”二眼レフ”達..
  見覚えがありませんか? 幾度かこの写真機の前に立ったのでは?

 上から覗き込んで撮るのが特徴で、被写体像は”左右逆転”!(^^)
  《二眼レフ》.の名の通り、レンズ(目玉)が上下に2つある!
 :上は ビューレンズ構図やピント合わせをするファインダーの目玉
 :下が撮影レンズで後部にフイルムを収めコマ送りする機構がある。
  上下のレンズは1枚のレンズボードに取り付けられ側面のノブを
  回して2つのレンズを前後に出し入れして、ピントを合わせます..
  機種は 左から :リコーマチック :コニフレックス :ミノルタオートコード

写真機..いやカメラ?.. と云えば.. いまやデジタル機全盛? それも一眼レフばやりで..やれフォーサーズだミラーレスだって?
銀塩機全盛時代に育った爺さまには.. 何ともわけのわからん言葉が飛び交っていますよね~

デジカメ世代の若い方々には、なんだこれ?っ と言われそうですが、昭和生まれの爺が初めて手にしたのはこの仲間だった・・
当然ながら、親父の持ち物.. 都度都度..拝み倒して拝借していたわけですが(^^)v

その昔、写真機はファミリーの記録を残す大切な道具だった..家族のイベントには必ず出張って! 主として子供たちの成長の記録や、楽しいイベント
などのシーンをことごとく写真に残してきたもんです・・ といってもこの場面は現代も変わってはいませんが..

ダメ押しで..《写真機の森》に生息している二眼レフ “一同”にごあいさつさせますね?
 全員集合は五人囃子…? 他に寝たきり?(未救出)の個体が3台ほど..
 左から 中国製の :海鴎 :コニフレックス :ミノルタオートコード :リコーマチック :フレクサレット
 の各機です。 ≪フレクサレットは.. 珍しいチェコスロバキア製です≫

:中国製の:海鴎は写るけど..作りは今一 :フレクサレットは素晴らしい写りでした(^^♪
 あまり知られていませんが、チェコスロバキアの工業力はとても高いそうです・・

 上の二眼レフ銘機 御三家 :リコーマチック :コニフレックス :ミノルタオートコードは
 今や《伝説の銘機》とか?中でも幻の銘機と云われたコニフレックス
 はレンズの焦点距離が他機の75mmと一線を隔し85mm、めったにお目にかかれない銘機です!

 実はこのコニフレックスは.. 水没品(水中に落としてしまった不動品)からの救出です・・
 絞り羽も、シャッタ羽も、錆びてガビガビ.. 鉄くずの状態から、我が師匠の手で奇跡的に蘇りました(^.^)


※使用するフィルムは「120フィルム=ブローニー版」(6x6cmx12枚撮り)は現在も販売されて
  いるので、現像&プリントとも、なんの問題もなく撮影可能です(^^♪
以上、順次、他の仲間達も紹介いたしますが、
各機の詳細仕様などは拙作の 《写真機の森》「森の仲間達」「銀塩写真機」の該当ページを参照下さい(*^^)v

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