チューリップモードの落とし穴とは!?

Ansel

2010年08月23日 00:00

綺麗なお花や昆虫にぐーっと近づいてアップで撮りたい事ってありますよね〜
:先ずは結論から・・ カメラは :全自動モード :シーンはマクロ設定で..
シャッターを半押しし.. 緑のAF枠が出てピピッ! とか音がして“合焦”したら・・
全押し(シャッターレリーズ)する前に液晶モニターで “ピントを確認”して下さい
ここでボケていたら.. 半押ししたままカメラを前後し “画像がシャープ”になった
所で、全押しして撮って下さい。。


このひと工夫で.. ボケボケ写真から逃れられるはずですえ〜 (@^^)/~~~
カメラを支える..手元が安定する様に..身近なマスコット等で練習などいかが?

理由は簡単・・ カメラが正しくピントを合わせても、全押し前に被写体か カメラ
の どちらかが動いちゃう! ありゃ.. 花火と同じか? いや被写体との距離!
・・実はカメラは 半押ししたとき測ったピント(距離)を ロック.. (待っていて)..
”全押しで”シャッターが切れる仕組みになっているからです、

そう、その間にチョウが動いたり.. お花が揺れたり、カメラが 動いてしまえば!
しっかり.. ピンボケになります(^^ゞ・・
やっぱ 花火と同じじゃん? 三脚か? (?_?) いや ちょっと違います.. (^^)

講釈はこうです・・
カメラの設定は「撮影モードは、全自動モード」で「マクロ」に設定で良いですが
一つだけ 問題があります、それは.. 原理的にピントがかなり合わせ難い事・・
(コンパクトタイプのデジカメのオートフォーカス機構の宿命といえるかも)

フイルムカメラと違って デジカメにはシャッター “半押し” 操作がありますよね
では、シャッターを “半押し” したとき.. カメラは何をしているのでしょうか?

1つ目の仕事は 何処にピントを合わせるのか “合焦点”を決定 しています・・
  (顔検出などの機能なども、ここで作動します)
2つ目はターゲットの“光量を測って露出(ISO感度を含めて)を決定” します
3つ目にターゲットまでの“距離を測りレンズを動かしフォーカス(合焦)を決定”

と、こんな仕事をして待っていて..次に来る“全押し”でこの半押し状態で決めた
値で撮影するのですが・・ ここに大きな伏兵がいるのです・・

一方で“マクロモードのときのピントが合う範囲”(被写界深度)は..極めて少く.. mm単位のシビアさになります、
これは、他の風景モードなどに比べると、めちゃめちゃクリチカルで難儀な事!
実は..ここが落とし穴なのです(^^ゞ
他のモードの様に、被写体までの距離が充分ないので “半押し後” の僅かな
ずれも無視出来ないのです(^^ゞ

この性質は カメラの種類に関係なく“被写体とレンズと撮像素子(フイルム)”
相互の距離にかかわる.. 純光学的な理論なので、避けられません・・

と..まあこの辺はどうでもいいのですが、爺の老婆心..とにかく試してみる価値
はありそうですえ〜

ときに.. 遅ればせですが・・ “マクロ” ってなあに? (?_?)
デジカメの設定で..シーンモードで言う “マクロの事” です..大半の機種で、
レンズ先端から1〜3cm位から20〜30cmまでの近景を撮る..専用の設定・・ いわゆる接写モードの事
設定を “マクロ” にすると、レンズ(光学系)が接写専用に調整されるのです。。

※良くあるミス.. マクロモードに設定してお花を撮った後・・ 戻すのを忘れそのまま、お友達や風景を撮ると・・
どうなるか? ボケボケ必定になる事は..云うまでもありませんね〜〜(@_@;)
※(それでもOKの機種もあるのですけど)


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