レッドラムズホーンって..何者?

Ansel

2013年11月28日 21:32

Googleマップ!楽しんで頂けました?.. で次は.. 何を思ったか?場違いな.. こ奴をご紹介する事に?

 何って..実は過日の事..ふとしたきっかけからPC仲間の皆さんに
 「里親」?をお願いする事になったオオサンショウ藻ですが、
 この時おまけでくっついてた:赤い巻貝(レッドラムズホーン)
 が思わぬ反響を呼んだので.. 改めてこ奴の素性や飼育法など..
 里子冥利?についてご案内する事にしました!

レッドラムズホーンとは ごらんのとおり全身が赤い小さな淡水の
 巻貝です、殻の径は大人でも2cm位..小型でとてもかわいらしい奴
 有肺類なのでカタツムリの様に目と肺が有りナガラミの様な蓋はない!

:出身地は「インド」界隈で原種の名前は”インドヒラマキガイ”といいます、原種は黒褐色?
 の地味な色ですが突然変異で全身が赤く発色した個体を選別淘汰し固定した種を
 「レッドラムズホーン」と呼ぶそうで、他にピンクやブルーの仲間も存在し通販などで入手できます。

:これは水槽に産み付けられた卵です、10日前後でふ化して..
 米粒より小さい稚貝がモゾモゾ動き回ります!
 前述のとおり”レッドラムズホーン”は突然変異体で動物学でいう
 (アルビノ)の個体を固定したものですが、
 劣勢遺伝なので、勝手に繁殖させて放っておくと..その子孫は
:原種(黒褐色のインドヒラマキガイ)へ戻ってしまいます・・反面
:ピンクやブルーの個体が出たり..サプライズも楽しめます

 お店で売っているレッド/ブルー/ピンクラムズホーンも同じ過程で派生した価値ある新種?「個体」
 を選別&汰を繰り返して固定したものです(@^^)/~~~

 なので”レッド”を保つためには選別&淘汰が必須です.. 繁殖で原種(インドヒラマキガイ)と同じ黒褐色
 の個体が出ますから根気よく取り除いてレッドだけのファミリーを保つのです.. これを怠ると原種の個体
 が繁殖してしまいます!
 ゆえに、せっせと選別するのですが、、大勢さんになるととても手が回らないのが実態です!(>_<)
 そんな事情で、家のも水槽以外の個体はやや原種へ回帰ぎみで.. 皆さんに差し上げたのも黒目の赤が
 多いですがご容赦を・・
 とはいえ赤いナガラミ(食べられない?)とでも思って飼育を楽しんで下さい..熱帯性とはいえ冬場でも
 ヒーターはいらないし..水温度が15~20℃以上でエサさえ与えていれば.. 間違いなく繁殖しますし、
 戸外でも越冬出来る様ですから飼育は楽チン!

:この貝は“外来種”で、繁殖力が極めて強い(ジャンボタニシ並み)なので・・
 むやみに放流するのはご法度!.. 絶対に池や沼..湖や河川などへ放流しないようご注意ください。

 増えすぎてしまった個体は、近所の金魚屋さんや熱帯魚屋さんにお願いすれば(無償で)引き取って
 もらえます・・ その他.. お友達へ分けてあげる手も..
 でもどうしてもNGなら.. 涙を呑んで.. 戸外放置で☆になって頂きます(-_-;)

:裏話ですが..実は我が家のベランダには..
 右の画像の様な大きめの「プラスチックたらい」があって..ちょっとした
 ミニビオトープの真似事をしています(^^♪
 水面にはスイレンやホテイアオイやオオサンショウ藻などの浮草など
 を浮かべて.. 水中にはカボンバ(金魚藻)やアナカリスなど
 の水草が入り、加えて :例の”オオサンショウ藻”が浮いています・・

 水面が覆い尽くされないように、増えすぎた株はせっせとすくってグリーンカーテンの肥料にしてます。
 (ガラス瓶は PC仲間に頂いた“黒メダカの赤ちゃん”の棲家です)

 ここの住人は..ヒメダカ(赤いメダカ)やモロコ等..数匹泳いでいます、2年程前に「光りメダカ」を
 もらったのをきっかけに..しつらえたにわかビオですが、上にすだれをかけて日陰を作ったりでお魚達
 も元気な姿を見せてくれ.. なかなかの涼をもたらしてくれていました(^^)
 もともとは、藤枝市の自宅の庭先にあったものですが転居の際にこちらのベランダへ持ち込んで来て!

 ちょうどそ のころ 室内の水槽で…レッドラムズホーンが爆殖に次ぐ爆殖!はじめは興味津々で繁殖を
 楽しんでいたのですがそのうちに水槽の中いっぱいに増殖してしまって..
 水面もガラス面も水草も(食べちゃう).. そこらじゅう這い回っていて..困りはてていました(>_<)

 そこで..水槽の引っ越しを機に大半の個体をベランダのたらいへ移し..餌やりもそこそこに手抜き状態
 と思ったら白くなってきた..(*^^)v
 富士市の水は酸性が強いのかも、貝殻などを入れてアルカリへ傾ける必要ありかも?

:他方.. レッドラムズホーンが出て行った室内の水槽には小型の熱帯魚
 が数種類.. 30匹程が泳いでいます。
 一番のお気に入りはニューギニア産れの “ポポンデッタ-フルカタ”くん
 “青い目と黄色の肢体”は絶妙! 右画像は成魚のオス..自然体でなく
  “フィンディスプレー” と云い..意中のメスや競合相手のオスに全て
 のひれを広げて誇示するしぐさ.. なんとも神秘的な美しさでね!(^^)!
 こ奴たちは1cmそこそこの幼魚からの飼育ですが.. 成魚になってのえも云えぬ綺麗さに感激!
 導入時40匹が泳いでいたのですが.. 直後に病気に遭い半数になってしまいましたが・・
 幸いペアで10組が生き残って成長してくれました..

:他に「コリドラス.パンダ」という愛称の3cm位のナマズの仲間が 4匹..
 彼らは水槽のお掃除屋さん?
 水槽の底に沈んだエサの残りなどを綺麗に掃除してくれます!

 もう1種、「赤コリという」愛称の4cm位のコリドラス=ナマズの仲間
 が4匹..彼らもお掃除屋さんですが、こっちの方が大きくて強力!
 水槽の底を舐めまわってごみ掃除してくれる(^^)

:変わり種は..「ミナミヌマエビ」という2cm位の淡水エビが3匹、これも..お掃除屋さんです!(^^)!
 こやつは水草の陰に隠れて..めったに姿を見せませんが、、
 気が向くと魚と一緒になってエサを追っかける滑稽な姿が見られます・・
 ある日の夜半..魚と変わらないそのしぐさで 泳ぎまわる姿を初めて見たときは.. 仰天したものでした!

と・・ なぜかこの冬場に水辺のお話などとは?・・ まっ! これもやんちゃ爺のささやかな道楽ゆえ..
 ご容赦くださいませ..!(^^)!
 もちろん.. 彼らは越冬のための体制に入っていますが・・ って、熱帯魚の水槽は加温していますが・・
 オオサンショウ藻やレッドたちは室内へ退避させているのみで、大したことはしていないのですが(^^♪
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